今回は実際に採用業務を依頼されている企業様の事例をご紹介させて頂きます。
創業10年、従業員数約300名、年商50億円のリユース事業の採用代行業務になります。
創業以来近年急成長をされている企業様で、事業拡大を続ける中で人材採用の課題解決が急務な中での依頼を受けました。
現状中途採用媒体、人材紹介を併用しながら月に10名以上の採用を目標とする中、なかなか採用自体ができない状況が続いており、
採用業務全般の見直しからスタートしました。
その中でポイントとなるところを一部ご紹介させて頂きます。
全体像を確認した中で真っ先に改善をしたところとして「母集団形成」があります。
そもそもの採用目標に対して、圧倒的に母集団の数が不足していました。
それまでの手法は一言で言うと「受け身」の姿勢でした。
こういった企業様は現状かなり多く、経費を掛けて媒体を掲載し、その中でスカウトメールを大量に送るといった手法が
一般的となります。
そこでまず行ったことは、「受け身から攻め」の姿勢への転換でした。
しっかりとしたペルソナを設定し、その内容に見合うターゲット層に対してKPIを設定し、一人一人への丁寧な形での
アプローチを行いました。一般的には各媒体でテンプレがあり、そのテンプレを活用して大量にスカウトメールを打ち、
反応を待つというものから、しっかり一人一人のレジュメを確認し、その内容に添った内容のものを送るようにしました。
そして送ったら終わりでなく、どうしてもお会いしたい旨の内容で再度アプローチを掛けていきます。
かなり工数的には負担が増えますが、求職者の方も複数の媒体から同じような内容のものが送られてくることに慣れている
中、「どうしてもお会いしたい」と感じて頂ける心を込めた内容を送ることで差別化を全面に出して行いました。
その他にも様々な打ち手を行いましたが、重要なポイントは「こちら側の熱意」です。
できるだけメールで終わらせるのではなく、お電話を入れたりする中でいかに自分自身を通じて会社を売り込むか。
「人の心は人の心で動かす」
人手不足な中、採用したい企業様の間では人材の取り合いが活発となり、その中で打ち勝つための最大の打ち手は、
「企業側の熱意」であることを再認識する機会となりました。
そしてこの企業様は採用だけでなく、社員教育にも非常に力を入れており、結果として採用自体も順調な結果を示して頂いております。